行って来ました。阿修羅像を拝みに。いやーなんとも言えない神秘の美。
元々大した興味があったわけではなかったのですが、女房殿に急かされてついに4月29日に上野の国立博物館に・・・
奈良・興福寺の中金堂再建を機に、この度重要文化財の中から阿修羅像をはじめとする八部衆像(8体)と、十大弟子像(現存6体)の全14体が揃って寺外にお目見えするのは史上初の事だそうで。
阿修羅像は興福寺中金堂に釈迦三尊、梵天、帝釈天、四天王、十大弟子像などと共に安置されていた八部衆のうちの1体だそうです。
元はインド古来の異教の神で、戦いや争いが好きな鬼神でしたが、お釈迦様に帰依して仏教を守る八部衆に入ったと言われています。
3つの顔と6本の腕。この姿態はあまりにも有名ですが、細くて長い手足、少年のような顔立ちが特徴で、まじまじと眺めているうちに遠く天平時代にいるような錯覚を覚え、何ともいえない清清しさを感じないではいられません。それは何故か。きっと阿修羅自身これまでの罪を懺悔して、静かに自分の心を見つめる姿を表した像なのだからでしょうか。目の前にいるだけで素直にその気持ちが伝わってきてしまいました。
それと何と言ってもこの阿修羅像、今回の博物館の粋な計らいで360度から拝む事が出来たのです。だからこそこの新しい発見。
それは何か。3つの顔の表情。もちろんそのひとつひとつは3通りの顔ですが、実は角度を変えながらひとつひとつの顔をじっくり見つめていくと、な、何とそのひとつの顔自体に角度による表情の違いが有る事に気づいたのでした。特に正面左頭部側についている顔などは女性の顔だったのが急に男性の顔に変化したではないですか。
今までここまでじっくり眺めた事などなかった阿修羅象。ほんと奥が深いです。
それにしても正面の顔。今は亡きあの名女優'夏目雅子'に本当に似ています。そっくりです。夏目雅子は神で阿修羅の生まれ変わりだったのか?と思いを馳せているのは私だけでしょうか。
皆さんも是非、国立博物館で実際にご自分の目で確認をしてみては・・・
ERA Japan FC開発部 東日本担当 山口 誠

